2019年3月11日月曜日

若いという字は苦しい字に似てるわー

 本当に毎日毎日嫌なことばかりで嫌になってしまいます。ウディ・アレンの映画を観ていると、特に氏が若い頃に作った映画に出てくる主人公(そのほとんどは氏自身が演じている)は、押し並べて「人生は辛いことばかりだ」と云っていて、それを観ていた若い頃の私は「そうかなあ。結構楽しいこともあるような気がするけどなあ」と思っていたものだけれども、成る程、それなりに齢を重ねてみると、平均して辛いことの方が多いような気がする。
 なんというか、物事の裏面みたいなこと、人間の裏面みたいなことといった、若い頃には絶対に見えていなかった部分が見えてくるようになると、うーん、成る程ウディ・アレンの云う通り、辛いことの方が多いな。という気になる。
 そういえば音楽家の細野晴臣氏が還暦を迎えた頃、どこかに掲載されたそのインタビュー記事に「歳をとって老眼になると、余計なものを見なくて済むようになる。耳が弱くなると余計なことを聞かなくて済むようになる。集中力がなくなってくると、細かいことにこだわらなくなってくる。これはいいな、と思った」というようなことを述べておられたと記憶するけど、できたら自分も早くその域に達したいものだと思う今日この頃のラッコの毛。
 そこそこものが見えてきたのにまだ感受性はそこそこ生きているから畢竟いろんなことが辛くなって仕方がない。おまけに立ち直る力は若い頃と比べて精神・肉体両面共にぐんと落ちているからなおのこと辛い。やーねぇ。

 閑話休題

 でもウディ・アレン映画の名作の一つ『ハンナとその姉妹』のラストでは、ウディ・アレン演ずるキャラクターに「ハートって弾力性のある筋肉だね」てな台詞を云わせることで、心は意外と持ち直す、ってことも云ってるから、まあ、色々大変だけど頑張ろうやお互いに。

 閑話休題

 あれはやっぱり透析患者の方は医師に誘導されて殺されたんだよなあ。透析は開始されるまで通常、自覚症状がない状態で悪化してゆくというから、してみると、基本的に体が平気な状態であるにも関わらず、辛いとされる透析を開始するわけで、となると、なぜ透析をする必要があるのか理解できない患者さんがいても不思議じゃないんだろう。そうした類の患者さんの考えとしたら、苦痛なしでここまで来たのに、透析をすることでこんなにも辛い思いをするんなら、いっそやめちゃった方がいいかも、みたいな気持ちになるのかもしれない。そこを医師から言葉巧みに誘導されたら、透析の中止を選んじゃう人が出てきてもおかしくないだろうと思う。でも、ほとんどの透析患者の皆さんは、透析をしていれば普通に近い形で生活ができているように見えるけど。

 閑話休題

 こういう問題が起こると、決まって長谷川豊のように「自堕落な患者は殺せ」といった、想像力の完全に欠落したことを胸ェ張って云い募るバカがたくさん現れるからほんと嫌。昔はこういう話は井戸端会議でしか聞かれなかったからまだ良かったけど、いまはネットという天下の往来でもって平気で云って退ける真のバカが現れて、こっちの目に飛び込んでくるからほんと嫌。馬鹿は隣の火事より怖い。

 閑話休題

 話は変わるが、そんなに詳しく見たわけじゃないけど、あの東京新聞の記者さんって、いつも官房長官に質問をする際に、一人で時間を長く取って、自分の納得する答えが出るまでしつこくしつこく同じ話を繰り返す、ような印象を受けてたんだけど違うのかな。あんまり記者が自分の信条に凝り固まるのはどうなのかなあ、って、あの記者さんの姿勢にそこはかとない疑問を感じてるんだけど。

 閑話休題

 十四歳の女の子がSNSで東京新聞の記者さんを応援する、みたいな話題があったけれども、やっぱりあれかねぇ、みんなジャンヌ・ダルクを欲してるのかねぇ。

 閑話休題

 ジャンヌ・ダルクと八百屋お七を比べると、同じ火あぶりでも西洋と日本との違いがわかるような気がするン。っていま思いついて適当に云っただけだから本当にそうかどうかはわかりまちぇーん。

 閑話休題

 相変わらず『いだてん』が好きなので、グーグルストアで販売されていたテーマ曲をダウンロード購入、そうして繰り返し聴いているために、いまや、それを聴いていないときでも頭の中でテーマ曲が再生されるようになってしまっている。あの曲は本当にいいよなあ。陽気な感じで元気が出て前向きな気分になるのに加えて、志ん生の滑稽話のような軽妙さが同居しているから聴いてて飽きがこない。

 閑話休題

 しかしもういちいち「ダウンロード購入」とか断りをいれなくてもいいよね。ダウンロードで購入しない方がイレギュラーな状況になっちゃってるんだから。いまンなって考えると、シングルCDなんか二曲しか入ってないのに税別八百円とかしてたんだよなあ。

 閑話休題

 週刊プロレスが通巻二千号を達成したというから久しぶりに週プロを買った。キンドル版だけど。巻頭インタビューにあったターザン山本の言葉「昔のプロレスは”俺のプロレス”だった。いまは”みんなのプロレス”になった」とあって、流石は腐ってもターザン、と思って唸った。そうなんだよな、当節のプロスポーツを含めたエンターテインメントは基本的に”みんなのもの”なんだよな。シェアするのが当たり前なんだよな。一対一で対象と向き合って観戦する、なんて時代遅れもいいところ。それを未だにやっているおいら、シェアなんて糞食らえ、とか思っているおいらはもう随分と時代に取り残されているんだ。

 閑話休題

 週プロを初めて買ったのは通巻二十四号で、それから千三百号ぐらいまで毎週買ってたんじゃないかな。中学一年生が三十半ばのおっさんになってたよ。

 閑話休題

 ではそんなことでお後がよろしいようで。ああ。石田が左肘の張りで開幕絶望とな。ほんとになにやってんだ我がベイスターズの有望先発投手たちは。去年は今永濱口が揃って開幕に間に合わず、今年は東と石田が揃って開幕に間に合わずって、なにやってんだ本当に。もうすぐ筒香いなくなっちゃうんだぞ。いい加減にしろよまじで。




ありがとうございました。これからもよろしく。

 とりあえずこのWeb日記と云い張っていたブログは今日でおしまいにします。  閑話休題  昨年の五月、置かれた状況・環境に翻弄されてすっかり減退してしまった創作意欲に再び火をつけて、みやかけおを再起動するのを目的に、ブレインストーム的にブログを始めたのですが、あれから一年...