2018年6月1日金曜日

噺家は世情のアラで飯を食い

 人生いろいろ。といえば稀代の名歌手島倉千代子嬢のヒット曲であるけれども、いやあしかし、ほんと人生いろいろだなあと思わされるのは、剛力彩芽や石原さとみと交際をするIT社長がいれば、自らプロデュースしたアイドルちゃんに対して同じ旅館の同じ部屋で隣に寝ることを強要したり、更には盗撮したりしてそのアイドルちゃんから訴えられているIT社長もいるということで、ほんと、人生いろいろ。男もいろいろ、てなことを思って僕だっていーろいろ咲きみーだーれーるわー、てな楽しい気分になります。

 閑話休題

 本日六月いっぴから我が国でも司法取引がスタートするという。司法取引のことを知れば知るほど「〇〇だって漫画持ってきてるのに」と、抜き打ちの持ち物検査の際、生活指導の教師から、学校に持ってきてはいけない漫画本を見つかり激しく叱責された際に平気で友達を売った、高校の同級生だったSくんのことが思い出されてならん。
 けれどもSくんはそうして友達を売ったにも関わらず特に量刑が減ぜられることはなく、〇〇共々、乱暴な生活指導の教師にぶん殴られておった。どっとはらい。

 閑話休題

 そうしてその陰で、タバコや酒を持ち込んでいる本当に悪い生徒は準備万端、けして見つからぬように態勢を整え抜き打ち検査をやり過ごしていたっけ。巨悪はいつだって目に付きやすい小悪の陰に隠れのうのうと存在し続ける。

 閑話休題

 近頃、脳科学などの観点から、老人にとってコンピュータ・ゲームをあすぶことはとても良いことだとわかった。みたいなことが云われるようになったが、少し待て。その老人たちというのは我々中年の親世代、ということは最初のファミリー・コンピュータが世の中を席巻した頃、コンピュータ・ゲームを目の敵にして悪者扱いしていた連中ではないのか。ゲーム脳、なんて言葉に諸手を挙げて賛同していた連中ではないのか。まさか現在の風潮に平気で乗って、嬉々としてコンピュータ・ゲームをやり始めたりするのじゃないだろうな。だとしたらいい加減にしろよまじで。

 閑話休題

 しかしあれですよ。老人たちに自動車の運転免許を返納させたいのだとしたら、その対価として公共交通機関の割引を適用するなどの措置が必要なのではなかろうかね。人里離れた地域にお住いの方にはなかなか難しいことだろうが、少なくとも都市部においてはそのくらいの優遇をしなければならんのではないかしらん。
 ただでさえ年寄り扱いされるだけで腹がたつところに、長年持ち続けていたもの(それも生活の便利に直結するものだ)を、周りに迷惑をかけるかもしれないから捨てろ、と要求されて、はいそうですね、と従えるのは、メタ認知にすぐれた相当に理知的な人でないと難しいのではないかしらん。

 閑話休題

 斯く云う私とて、時代がここまで変わったのにいまだに自分のホームページを持つことをやめることができずにいるン。それが無くなったら自分が自分で無くなるような不安があるン。いま、何かを表現するならばYouTubeやSNSの場でやるのが常道になっているのにそれができずにいるン。年寄りを嘲笑していられない。自分が獲得したものからはなかなか離れられるものじゃあないン。

 閑話休題

 因みに語尾に”ン”てつけるのは、ちくま文庫の『志ん生の噺』っていう落語の速記本シリーズの真似をしてるン。なので小池一夫氏のン、とは用法が違うン。

 閑話休題

 しかしなんていうかあれだね、これをこうやって面白おかしくしておけば誰かがSNSに上げてウケるだろう。みたいな計算で何かをし始めるともう面白く無くなるね。キャラ弁だとかお店の臨時休業の理由(”逃げた妻を探しにゆくため明後日まで臨時休業します”)とかそういう類のものってあるでしょう。
 なんてのかな、『プレスリーは生きていた』みたいな妙ちきりんな一面の見出しがウケていると気づいてしまい、狙って見出しを作り始めてからの東スポが急速につまらなくなったのと同じ効果、って例えが古いよ三十年も前の話じゃねぇかそんなもの伝わらねぇよばあか(自己批判)。

 閑話休題

 ではそんなことでお後がよろしいようで。うーん、大和が入ってきたことで倉本の特徴の無さが目立ってしまったようだなあ。守備なら柴田の方が上だし打撃なら山下光輝の方がセンスがあるし足は宮本の方が比べ物にならないほど上だしなあ。ただ存在感は倉本の方が断然あるんだよ、チームリーダーになれそうな雰囲気というのか。チームスポーツって難しいねぇ。



ありがとうございました。これからもよろしく。

 とりあえずこのWeb日記と云い張っていたブログは今日でおしまいにします。  閑話休題  昨年の五月、置かれた状況・環境に翻弄されてすっかり減退してしまった創作意欲に再び火をつけて、みやかけおを再起動するのを目的に、ブレインストーム的にブログを始めたのですが、あれから一年...