2018年5月7日月曜日

人生も打ち直しができると良いのだけれど。

 気がつけば五月の連休も終わり一年の半分が過ぎようとしている。僕は相変わらずなにをする気も起きず、作品づくりなど遠い昔の話になりつつある。リアルが充実するとネットが疎かになる、なんて云っていたのはもう十五年以上も前の話。今やリアルとネットを分けて考えている方が少数派。しかし僕は断然分けてゆく。日常なんか糞食らえ。ゴールデンウィークの最終日におっさんひとりで横浜スタジアムで野球観戦していたって僕は寂しくなんかない。絶対に寂しくなんかない。若い人たちがベイスターズのユニフォームを着込み、仲間とともに楽しそうに声援を送り、グラウンドを背に記念撮影をし、我先にとその写真をSNSにアップしているのを横目で眺めつつ、ロペスの打ち直しホームランを噛み締めるたったひとりの僕。完全に観客席の中で浮いている。僕の周囲では、若い人たちも、のみならずそうでない人たちも、知り人のみならずその辺にいる人たちとハイタッチを繰り返し喜びを分かち合っている。僕のところには誰もこない。おっさんひとり、満員の横浜スタジアムで浮いている。そう。僕は浮いている。思えば僕はネットでも浮いている。絶対的に浮いている。たゆたうように浮いている。たゆたうどんぐり。というのは漫画『ぼのぼの』に出てくるセリフだが意味はわからない。なぜこのセリフを急に思い出したのかもわからない。そうしてよーいどん、で書き出したこの文章、行く当てもないままここまで来たが結局どこにもたどり着かないまま漂流を続ける。

 閑話休題

 ロペスのホームラン(実はファウル)。

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 閑話休題

 ロペスの打ち直しホームラン。
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 閑話休題

 そうして僕はこの日に野球を観に行ったことで、<a href="https://www.baystars.co.jp/news/2018/05/0504_03.php" target="_blank">五月十七日がお茶漬けの日</a>だということを知ったのであった。先着二万名の来場者に合致したから永谷園謹製のうちわと海苔茶漬けを一袋もらった。

 <a href="http://garbage-coll2.sakura.ne.jp/sblo_files/garbage-coll3/image/P1020587.png" target="_blank"><img border="0" alt="P1020587.png" src="http://garbage-coll2.sakura.ne.jp/sblo_files/garbage-coll3/image/P1020587-thumbnail2.png" width="320" height="240"></a>

 閑話休題

 かつて、テレビはいろんなことを教えてくれた。音楽番組を毎週見ているとそれだけで、自分の興味の埒外にある楽曲まで聴くことができた。それはまあヒット曲が中心ではあったけれども、それらを見ることでいろんな音楽に偶然出会うことができた。
 音楽番組が軒並み終了する頃にはTSUTAYAが伸してきていて、百円とかそのくらいの安価で、名前ぐらいは聞いたことがあるけれどもその実、曲は聴いたことがない、みたいなアーティストのアルバムをぐんぐんに借りた。そうしてまた新たな音楽との出会いがあった。
 さらに時代が進みiTunes Storeが始まり、曲をダウンロードで購入するのが当たり前になった。至極便利だったが何しろ邦楽の場合、一曲二百五十円などと大変に高価だったからおいそれと買うわけにはいかなくなった。相変わらずアルバムはTSUTAYAで借りていたが、ダウンロード楽曲からDRMが削除される頃にはもう面倒でCDなど使っていられない。さりとて折柄の不況でそうそうアルバムをバンバン買うというわけにもいかない。CD自体が疎ましくなっているからTSUTAYAにも行かない。結局、お気に入りのアーティストの曲ばかりをダウンロードで買うようになって、偶然の結果による音楽との新しい出会いは無くなった。
 ああもうこういう時代なんだろうなあ。音楽番組をぼうと見ていた頃の、見知らぬ音楽との偶然の出会いはもうないんだろうなあ。と思っていたら、また時代が一つ進んだ。
 サブスクリプションで音楽を聴くようになって、また、偶然の出会いが始まった。先日、愛用のGoogleプレイミュージックでジャズのラジオをかけていた時に偶然耳にしたSANOVAとカルメラ、この二組の楽曲をいま、くんくんになって聴いている。

 閑話休題

 それにしても、野球場のビールの売り子ってどうしてあんなに美人ばっかりがいるんだろうなあ。売り子の格好だから美人に見えるってわけでもないんだろうになあ。儂が餓鬼だった時分には売り子なんてみんな男ばかりだったものじゃよ。ビール売りのみならず弁当の売り子も皆、って、ああ、そういえば野球場で弁当を売りに来なくなったなあ。昔は横浜スタジアムに行くと泉平(いずへい)の稲荷海苔巻き弁当を食うのが楽しみでのう。そうしてまたこの稲荷海苔巻き弁当の売り子というのが、いつでも全くやる気のない青年男児が勤めておってのう。泉平と染め抜かれた法被を纏い、スタンドの通路で、弁当の箱を掲げたまま何も云わずに立っているのみなのじゃよ。あとブー笛(ぶーてき)のおじさんというのもおったのう。五十絡みぐらいのおじさんでなあ。何。ブー笛がわからんとな。そんなものは自分で調べなさい君らの手にはインターネットがあるのだから。あのブー笛のおじさん、浜スタのみならず関東近郊の野球場にいてなあ、対戦カードに合わせた応援歌をブーブー奏でておったものじゃよ。
 おっと、話が昔に遡りすぎてしまったようだが、それにしても野球場のビールの売り子はみんな美人だ。おのののか、なんていまいたってそうは目立たんぐらいのレヴェルだ。そうしてまた観客もビールを買うのはやはり男児の方が多いから、そうした美人と話したい、あわよくば顔見知りになりたい、ぐらいな助平根性でもってどんどんビールを買うから、やはり美人の方が売る側も儲かるんだろう。ま、儂はノンアルコールじじいじゃからそんな美人の売り子とはとんと没交渉じゃよフォッフォッフォッ。

 閑話休題

 そうして野球を観た帰りに、横浜そごうへ立ち寄り、一階の食品売り場で無駄に食い物を買ったのだが、あの手のデパ地下へ行くたびに思い出すのは、私淑する立川談志家元が云っていた「デパートの地下に行くと、こんなに食い物があって良いのかと思う」という言葉で、私なぞは飽食の時代に生まれたからその感覚はよくわからないのだけれど、確かに、あれ、売れ残ったらどうするんだろう。と思うことは毎回だ。

 閑話休題

 ああそうそう。海賊版サイトへのブロッキングが話題になっているけれども、DAZNって広島県からのアクセスを遮断してるって聞いたけれどもあれはブロッキングには相当しないのかしらん。広島東洋カープのゲームを地上波で見られる地域からのアクセスを遮断してるらしいんだけど。カープのゲームのみ遮断してるんだろうけど。

 閑話休題

 ではそんなことでお後がよろしいようで。早く電子書籍もDRMフリーになりませんかね。






ありがとうございました。これからもよろしく。

 とりあえずこのWeb日記と云い張っていたブログは今日でおしまいにします。  閑話休題  昨年の五月、置かれた状況・環境に翻弄されてすっかり減退してしまった創作意欲に再び火をつけて、みやかけおを再起動するのを目的に、ブレインストーム的にブログを始めたのですが、あれから一年...